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El Paso ~仕事編~
週末はエルパソに行って来ました。

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f0020905_1402939.jpg「行って来ました」と言うよりは、気分的には「帰ってました」と言った方がしっくりくる様な。右も左も分らなかったアメリカ生活をゼロからスタートした場所。5年暮らした、私を育ててくれた街。

アリゾナ州からニューメキシコ州をまたいで、テキサス州へ。テキサスに入ったらフリーウェイ沿いの景色は、右手にメキシコ。

今回の旅は、2泊3日にしては予定がいっぱい過ぎるギュウギュウ詰めのスケジュール。 久しぶりのエルパソで、行きたいところ、やりたいこと、会いたい人がたくさん。

それでも仕事でメキシコ側の街ファレスに行ってクライアントを訪問が第一の目的。

メキシコの聴覚障害者教育はまだまだ充分ではなく、障害児が学校に行くことさえほとんどなく、親からも見離され、ストリートチルドレンになり、わけもわからないままギャングやマフィアに利用されることが悲しいくらいに多いのです。
今回のクライアントの女の子(15歳)は、今までもちろん学校には行ったことがなく、スペイン語の読み書きがほとんど出来ない。メキシコ手話(それも、正しいものではなく、家庭で作られた「ホームサイン」と言われるジェスチャーみたいなもの)でしか、コミュニケーションが取れない。でも彼女はラッキーなことに、アメリカ人と結婚してアメリカ市民になった叔母さんがいて、その叔母さんの養子になる手続きをし、晴れてアメリカの聾学校に行けることになったのです。それで、私はその下準備のお手伝いをしに行ってきたのです。
なんだか久しぶりにファレスを運転して、しばらく使っていなかったメキシコ手話を使ったら、緊張したせいか疲れてしまい、ホテルに戻ってビールを一本飲んだら爆眠してしまい、友達とゴルフをしていた相方がホテルに戻ってきても気づかずに朝まで熟睡してしまいました。

翌日は早く起きて、最近脳卒中で倒れてしまった、エルパソで唯一の deaf のカウンセラーで私の恩師でもある人のお見舞いに行ってきました。彼無しでは、私の今の仕事も今の生活すらなかったと言えるほどお世話になった人なので、何があっても絶対に会いたかったのです。

彼は思っていた以上に元気そうで、前日の私のファレスでの仕事を興味深そうに聞いてくれて、私が結婚して引っ越した後でもまだ、この仕事を続けていることをとてもよろこんでくれたのでした。ツーソンで知り合った deaf の友達や、カレッジでの deaf の同僚のなかに、彼と大学が一緒だった人や、彼の教え子が偶然いて話が盛り上がってしまい、病院を出たのはもう、お昼過ぎ。

大急ぎで友達とランチをしてから、今度は昔のクライアントで今は刑務所暮らしの人を訪問。この刑務所には仕事で何度も訪れたことがあったのですが、看守の一人が私を覚えていてくれたのにはびっくり。しかもフルネームで(笑)「ここに来た日本人は、君が最初で最後だから」だって。このクライアントも、気づかないまま、分らないまま、犯罪に巻き込まれた一人です。私のボスを中心に、善意で無料の弁護士と手話通訳者が、彼の救出に全力を尽くしています。
彼と久しぶりにゆっくり話し、励まし、逆に励まされ、何度も何度も握手をして、後ろ髪を引かれる思いのまま刑務所を後にしたのでした。

エルパソに住んでいた5年間の私の生活は、毎日がこんな感じでした。
クライアント訪問だけで毎日が過ぎていく。自分のことを考える余裕なんてなくて。
やり甲斐のある仕事なだけにそれなりに大変で、いろいろと考えさせられる仕事なだけにフラストレーションも多く・・・

エルパソじゃなかったら、パワーと勇気を与えてくれるあの不動の岩山と、毎日快晴な大きな空と、毎日色が変わる夕日と、大きな笑顔のエルパソ民たち、そして、これ↓がなかったら、あんなに頑張れなかったかも知れないと、いつも思うのです。
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一日の疲れを癒してくれる美しすぎる夜景。灯りのほとんどは、メキシコ側の街。
仕事の帰りに、よくここに座ってビール飲みながら夜景を眺めていました。
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景色が広すぎて一枚の写真に収まらないのが残念。180度、見渡す限り、トパーズだらけ。

今回もまた、癒されにここに行ってしまいました。ここに行かなければ、エルパソに行った意味がないほど、大好きなのです。この場所。

今度はいつ会えるのかな。

追記:オシオシさん、連絡できなくてごめんなさい!
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by ezoist | 2007-03-27 13:51 | 仕事
Camping @ Apache Lake
アウトドアの話題ばかり続いていますが、今週末は今年の初キャンプでした。
場所はグランドキャニオンf0020905_424375.jpgf0020905_4242191.jpg
・・・ではなく、南アリゾナのグランドキャニオンと呼ばれる迫力のパノラマ絶景 Apache Trail を、目も口も「わぉ~!」の形のまま開きっ放しで走りぬけ、たどり着いた Apache Lake。
Roosevelt Lake から Mesa まで続く Salt River にある湖。アパッチトレイルはその名の通り、その昔アパッチインディアンが住んでいた山に作られた道。
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今回のキャンプは Burnt Corral Campground。 Salt River 沿いにあるキャンプグラウンドで、一番 Roosevelt Dam に近いキャンプ場。

ツーソンから Apache Junction まで2時間弱。Apache Junction から、このキャンプ場までさらに2時間のドライブでした。地図上では30分くらいに見えるのに、キャニオン・崖っぷちのクネクネドライブで、かなりゆっくりドライブです。でも、この2時間はもう言葉にならないくらいの大感動・絶景。
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今年のフィッシングライセンス(釣りの許可証)を更新し忘れたので、釣りはお預け。湖の畔に陣取った私たちはハイキングに行く予定だったけど、長時間の山道ドライブでちょっと車酔いの私と花子は、ハンモックでダウン、しばし昼寝。その間に相方はビール飲み飲み静かな湖畔の一時を過ごしていました。

家を出る直前に届いた、日本からの小包。私の両親が4ヶ月に一回送ってくれる、北海道の小冊子の箱詰め。北海道のJR車内誌(1999年6月からの約8年分、年間12冊のこの車内誌を全部持っているのは、世の中で私ぐらいじゃないでしょうか?)、北海道新聞に毎月付いてくる北海道のレシピブック、両親が旅行で訪れた場所やホテルのパンフレット、新聞・雑誌の切り抜きやコピー、私の出身大学の会報・・・その他モロモロ。もちろん、日本語が読めない相方は、JR誌と道新Greenが大好き。写真を見てるだけで、「うちに帰った気分」になるそうで?あれ?君の「うち」は、オクラホマではなかったかい?
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昼寝から起きたら、もう晩御飯タイム。お魚の焼けるいい匂いで目が覚めたら目の前に冷たいビールとシシャモ。至福の時・・・アスパラのグリルとバーベキューチキン、レッドポテトのホイル焼きと、いったいここまで何をしに来たんだか?食べるため?
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そしてお腹が一杯になったら、大好きな蒼い時間。太陽が沈んだ後のこの一瞬の時間が大好き。湖畔の蒼い時間は初めてかも?そして真っ暗になったらやはり!すごい数の星!アリゾナの星空を見るといつも、北海道の星空を思い出す・・・特に北海道増毛(ましけ)の星空。星中空だらけ、ではなくて空中星だらけ。ワインを飲みながら果てしもない夢を語り、ゲラゲラワハハワハハと終わることのないおしゃべりは続き・・・気がついたらそのまま朝。
テント要らないじゃん(笑)。

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それでも美味しい朝ごはんと、午前の昼寝の後の昼ごはん。
食っちゃぁ寝ぇ~、食っちゃぁ寝ぇ~、とは、私のことですね。
とってもリラックス出来た、素晴らしい週末でした^^
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by ezoist | 2007-03-13 01:30 |
温泉めぐり ~Middle Fork Hot Springs~ Gila, NM~
思いもよらず、温泉のエントリーが盛り上がってしまいました。
やはりみんな、温泉・お風呂、恋しいのね・・・

オシオシさんMichikoさん、関連記事ありがとうございました。
春休みに温泉にでも行こうかな?って思った近郊の方は、↑のお二人の記事も参考にしてください。
オシオシさんの記事のコメントの中に、ニューメキシコ州 Truth or Consequences 周辺にある、私が日本人にオススメするキレイな温泉のリンクがあります(自分のブログに貼れって?)。

それで、今日の記事は、日本の温泉ホテルや素敵な健康ランドでくつろぎたい方にはオススメ出来ない(笑)、でも私的にはかなり楽しい温泉を一つ。

はい、笑っちゃうインテリアもなければ、コンクリートの湯船さえありません^^
露天風呂というより、野風呂。私はこういうワイルドなのも大好きです♪

こちら。
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f0020905_954794.jpgあっつい温泉水の湧き出し口。この湧き出し口が、上の写真の右端、石を積んで作った線(壁?)の手前にあって、この石で区切られたオタマジャクシのような形の中が、熱いお湯が流れ込んでくる温泉の川。石の塀の向こう側は、これまた冷たすぎる川。冷たい水がチョロチョロと石の隙間から熱いお湯のプールの中に入ってくるので、囲まれた中はちょうどいい温度。
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浅いので、寝っ転がって入ります。でも、寝っ転がってお昼寝なんてしていると、熱いお湯が流れ込んでくるほうが熱くなりすぎるので、かき混ぜながら。

このときは、エルパソから留学生のグループを連れてのキャンプだったのですが、みんなかなり楽しんでいました。「いや~ん、キタナ~イ」って思われた方はパスしてください(笑)。おぉ!楽しそう!って思われた方には、オススメ度★★★★★です^^

ここは、Gila Cliff Dwelling National Monument のビジターセンターから、ハイキングトレイルを30分くらい歩いて入ったところ。ハイキングはキツイ山道ではなく、草原なので楽です。でも、何度か川を歩いて渡らなくてはいけないので、濡れてもいい靴を履いていきましょう。川底の石は滑りやすく、裸足だと危ないです。

入浴料:なし

Silver City から、ビジターセンターまで、山道をかなり長いことクネクネ運転しなくてはいけません。車の点検、酔い止めなどもお忘れなく!ちなみに、このときは8月の最終週の週末でしたが、標高が高いので、朝晩結構冷え込みます。日中30℃くらい、夜は10℃くらいでした。冷たいほうの川にビールを冷やしといて、野風呂で寝っ転がって飲むビール、最高ですよ~ん♪
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by ezoist | 2007-03-09 01:47 |
Bear Canyon Trail to Seven Falls
今週末は、Bear Canyon へ滝を見にハイキング。
ここのトレイルを登ったのは、3年ぶり。
ツーソンに引っ越してきて最初に行ったハイキングが、ここでした。
そのとき持っていたデジカメを、なぜかどこかに忘れて置いて来てしまったのです。
初代デジカメ、フジフィルムのファインピクスでした。

だから、Seven Falls (七段の滝) の写真は無くしたカメラの中に。
今回、久しぶりに滝を見に行ったのでした。
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サワロサボテンがびっしり生えた山、その間の谷をず~っと登って行きます。

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f0020905_6261831.jpgこの滝にはいつも水が流れているわけではなく、冬の間にこの山のてっぺんに積もった雪が解けた水や、夏のモンスーン時期の大量の雨が、山の地盤に浸透せずに(岩なので)、滝となって川となって流れているのです。

だから、これを楽しめる期間も短くて。雪が降った年の3月上旬までと、7・8月くらい。

雪解け水はさすがに氷のように冷たいけど、夏のモンスーン時期は滝つぼに飛び込んで泳いでいる人もたくさん。

今年の冬は雪が降ったし、期待してたんだけどなぁ・・・。

今回のハイキングは、やっぱりちょっと出遅れた(涙)。3年前、2月末に行ったときは、滝が7段はっきり分かるくらい、水がゴーゴーと流れていました。水流も早く、ぴょんっなんて飛んで渡れるような幅でもなかったし、水しぶきで写真を撮るのも大変なくらいだったのに。もっと早く行けばよかったなぁ。

なんだかしょぼ~い滝の写真。
でも、真ん中辺でくつろいでる人たちと比べたら、滝の大きさだけは伝わります?ここに水がゴーゴーと流れていたら・・・かなりの迫力ですね。
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でも水を撮らずに帰るのは悔しいので、何とか撮った滝らしい一枚。
いや、私が撮ったのじゃなくて(笑)
氷のように冷たい水の中に立って撮影したのは、相方でした^^ えらいえらい。
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by ezoist | 2007-03-05 10:19 |