コルクボード
f0020905_9103078.jpgあっという間に三月ですね。 日本では、二月は逃げる、三月は去るなんて言って、季節の過ぎ行く速さを喩えたりしますが、アメリカではそんなことは耳にしたことがありません。 3月末が年度末になっている日本だけのものでしょうか^^ とは言っても、今年は寝込んでいた間にあっという間に二月が逃げて行ってしまった気がします。 ソノラ砂漠は春を通り越して、いきなり初夏のような暑さです。 今日の最高気温は30℃。

インフルエンザは一週間寝込んだおかげで菌を退治したものの、気管支炎になってしまったようで、咳がとれずさらに一週間おとなしくしていました。 さすがに二週間もじっとしていると体力も筋力も落ちてしまったようで、久々にホットヨガに行ったら目眩がクラクラ、花子を連れて山へジョギングに行ってもフラフラヨタヨタゴホゴホ。 なんだか本調子に戻れずイライラ。 外で遊びたいのにー。

そんなときに限って、何かしたいエネルギーだけは沸いてくるのです。 だから、ガレージにこもってちょっと創作時間。 余っていた板を使ってフレームを作り、ちょっとアンティーク感を出すようにムラに色を塗り、目的もなく集めていたワインやシャンパンのコルクを貼り付けて、コルクボードを作りました。 

アイディアはいつだったか飛行機の上で見かけた雑誌から。 日本から届くカードや写真などをピンで刺してちょっと飾っておけるコルクボードが欲しかったので、ちょうどよかった^^ キッチン横の新しいデコレーションが出来ました。 フレームを大きく作ってしまったので、全部埋めるにはコルクが足りないのですが、とりあえずの出来に満足。 もっとワイン飲まなきゃ。

来週こそは、外で遊びたい!
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# by ezoist | 2009-03-02 09:12 | 創作
温泉探し
f0020905_13431264.jpgバレンタインデーだと言うのに、うちの相方は男衆と一緒に24時間マウンテンバイクレースに参加していて留守。 

暇な私は地熱帯マップを片手に女友達と源泉・野湯探しのドライブに出かけました。 山の中を歩き回ること7時間半、そこにあるはずの湧き出し口、探せず終い。 悔しいっ!

歩きつかれた足を癒しに、前に行った事のある銭湯(銭湯と呼びたい。 だって、一時間たったの5ドルなんだもん)で休憩。 いつ来ても、ここの雰囲気怪しい(笑) でも、ここにまた来てしまう理由は、やっぱりお風呂。 お湯の温度が熱めで、日本人の肌に合うのです! そしてミネラルたっぷりの温泉水は、やはりおうちの水道水とは違いますね。 お肌ツルツルです。 

めったにネガティブネタは書かない私ですが、一つだけ。 ここのお湯は最高です♪ が、雰囲気がちょっと・・・日本人の私には物足りないかも、です。 といっても、私はこれからもリピーター間違いなしですが^^ 目をつぶってお湯に浸かってリラックスするには文句なしです。 一時間一人5ドルと言うお値段なので、多くは期待できませんが、トイレは近くのガソリンスタンドなどで済ませてから、お風呂だけ入りに行った方がよさそうです(笑) これも、「地球環境にやさしい」とか、「エコ」とか言ってしまえばそうなのかもしれませんが、おトイレ、ボットン式です。 お風呂上りのリフレッシュした肌に、ボットンはキツイです!

最近リニューアルしたインテリア、「禅」を意識してか、仏像が^^ 癒されますね。 広場ではお香も炊かれていました。
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# by ezoist | 2009-02-15 13:59 |
横断。
f0020905_9162961.jpgといっても、半横断ですが・・・アメリカ、やっぱりでっかいですね。

今回の旅は、仕事の用事だったため、遊びは全くなしでしたが、今まで行った事のなかったエリアのアメリカが見れました。

ツーソンからオクラホマ州タルサに飛行機で飛んで、そこから陸路にて、アーカンソー州・テネシー州・ミシシッピー州・アラバマ州をまたいでジョージア州コロンバスへ。 そこからまた陸路にて、アラバマ州・ミシシッピー州・ルイジアナ州・テキサス州・ニューメキシコ州を横断してアリゾナ州ツーソンへ戻りました。 全2500マイル(4023km)のドライブ。 

アメリカって国はあまりにも大きすぎて、各州各地がそれぞれ独自の文化や宗教観を持った人たちで作られているように思います。 特にディープサウスと呼ばれている南部、ジョージアやアラバマあたりは、同じ国なのに、人も食べ物も話している英語さえ、私の知っている「アメリカ」のものとは全く違い・・・なんだか外国へ行った気分でした(笑) さすがのサザンホスピタリティー、あったかい人たちがたくさんいました。

スタバで英語が通じなかった初体験(私じゃなくて相方)@アラバマ州!!
レストランのメニューがフランス語?全く分からなかった私@ルイジアナ州!(←でも美味しかったザリガニ!)

また思い出の一ページに笑い話が増えました^^ 

常日頃から、このブログでも「アメリカでは○○○だから」とか、「アメリカ人は△△」みたいな断定的なことを書かないように気を付けてはいるのです。 出来るだけ、「アリゾナでは○○○」「ツーソンでは△△」と書くようにしています。 だって、私の知っているアメリカ・アメリカ人は、テキサス・ニューメキシコ・アリゾナ・オクラホマだけなのだから。 ほかの州に旅行で行ったことがあったにしても、住んでみないとその土地の人たちの独自の文化や思想・宗教観・価値観なんてものは分からないものなのですよね。 私の知ってるアメリカと、ニューヨークシティーに住む姉が見ているアメリカにだって、ものすごい違いがあるのですから。 これだけ大きな国なのだから、一言で「アメリカ」を語るのは不可能。 ほんの一部分を見た・知っただけで、アメリカという国を知ったわけではないんですよね・・・

というのが、今回の旅の道中、繰り返し思ったことでした。 

ってここまで書いて、ふと思ったことが、アメリカに限らず、日本だってそうじゃないか・・・と。 私の思う日本=北海道と、東京で生まれ育った友達が思う日本=東京と、京都で生まれ育った友達が思う日本=京都では、言葉は通じるにしても、人付き合いの仕方も食文化も、暮らしも何もかも違うのですよね。 

そんなことを秋の(日本は冬ですね)夕焼け空を見ながら、ホットワインをすすりつつ、ぼんやり考えていたのです、今宵。 やっぱりアリゾナの空がいいな♪と、家に帰ると思ったのでした。

*****

写真は、南部出身の生徒から教えてもらった、Lenny's Sub shop の Philly Cheese Steak。 南部に行くならこれ食わなきゃ!なファーストフードらしいです。 アメリカ大陸をスパっと南北に半分に割った、南の州にあるチェーンレストラン。 何故アリゾナにだけ無いのだ??? すっごく美味しかった!!! 
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# by ezoist | 2008-12-08 10:06 |
ちょっと一休み。
f0020905_1058970.jpgここ数週間、なんだか忙しなく過ごしていました。 仕事をもらえるのはありがたいこと、仕事は出来るときにどんどんしなきゃ・・・と思って調子にのって引受け過ぎてしまった気がします。 反省。 

夏の里帰り中、母に買ってもらった南部鉄のお香立て。 南部鉄の深い黒とずっしり感が好きです。 このお香立て、葉っぱの形が可愛くて気に入って買ってもらったのに、棚のお飾りになっちゃってました。 だって、穴のサイズが合わないんだもん、日本のお香立てとアメリカ製のお香。
 
やっと使ったよ^^って、この写真を母にメールしたら、「あんた、アイロンくらいかけや! せっかくの手織りの麻も折り目がついたままじゃぁ台無しやんか」と厳しいチェック。 「優雅にアイロンかけしてる暇はないんだもん!」って反論したって、この母には通用しません。 「時間は待ってたって増えません、一日24時間って決まってます。 時間は自分で作るもんや!」

はいはい。 分かってますってば。

このお香、アウトドアショップで見つけました。 ジュニパーのお香です。 穴もぴったり^^ ジュニパーはヒノキ系の木。 香りがいいです。 そういえば、ネイティブアメリカンもジュニパーのお香を特別な儀式の時に焚いたりするのですよね。 なんだか家の中が神秘的な香りでいっぱいです。
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# by ezoist | 2008-10-28 11:23 | 仕事
City of Rocks State Park, NM
わ~ぉ、あっという間に10月ですね。 今年の夏は、私達の大好きな5つの"E"がいっぱいでした。 
5つの"E"は、Explore, Excite, Experience, Educate, Energize。 
私達の人生にとって、一番大事なこと、一生続けて生きたいこと。

そんな私達が9月最後の週末に行ってきたのは、City of Rocks。 ここも過去に何度もキャンプに行ったことがあるのですが、何度行っても飽きない場所です。 何にもない荒野の砂漠を走っていると、突然モコモコッと何かが見えてくるのです。 
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実はこの州立公園のすぐ近くに昔よく行った温泉があったのですが、温泉に行った帰りにふと、この道の先には何があるのだろう? 州立公園の看板があるけど、どんな公園なのだろう?と、ちょっと見てみる気になったのでした。 丘を登り、坂を下りだした頃見えてきた景色は「あれ何?何?あのモコモコ?」
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岩とか石とかが大好きな私達にとっては、たまりませんね^^ この景色。 アメリカ版ストーンヘンジか、ギャートルズの時代にタイムスリップしちゃったか・・・っていうくらい、日常離れ・現実離れしたこの景色。
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とは言っても、ストーンヘンジのようなミステリーではなく、30億年前に近くの火山が噴火した時に降り積もった火山灰の層が、長年の雨や風にさらされて削られ風化して出来た岩の柱たちが、ここだけモコモコっと残っているのです。 登ったり飛び越えたりくぐったり・・・昔は友達家族や子供たちも一緒に大人数でキャンプに行き、大人チームと子供チームに分かれて本気のかくれんぼをして遊びました。 これがすっごく楽しいのです^^(←オススメです!)
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でも今回は二人+一匹だったので、家族連れの多い中央付近を避けて、一番離れたところに陣取りました(一番上の写真の一番左の端) とっても静か。 私達のテントは、四面と天井がスクリーンになっていて、こんな見晴らしのいい景色でのキャンプにはもってこいです。 一応中から窓は閉められるようになっていて、天井も雨除けのタープを張ることも出来るのですが、タープはほとんど使ったことがありません(というか、使うチャンスが無い^^;)
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こういうロケーションでどこにテントを張るかも大事です。 地平線が見えるところでは夕日が見える(=撮影チャンスがある)ので、西の端に陣取ると、誰にも景色を遮られません^^  西日を浴びて色を変える岩もキレイです。
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晩御飯は私のリクエストによりまたステーキだったので、途中にある町のローカルワイナリーの赤ワインを購入(Ft.Bowie Vineyards)。 地平線と夕空を眺めながらのステーキとワイン、最高でした♪ そして夜はまた、満天の星空。 コヨーテの遠吠え以外何も聞こえない、静かな夜でした。 

*************

ところで予定していた温泉ですが、閉まってました・・・。 Faywood Hot Springs といって、以前はご夫婦で経営されていて、このあたりでは多分一番設備の整った温泉だったと思います。 大きなパブリックバスに、プライベート家族風呂がいくつか(それもかなり大きい)、RVパークに宿泊用キャビン、マッサージスパ・・・最寄の町は Deming。 エルパソに住んでいた頃、Deming にも仕事でよく泊まりに来ていたので、いつもここの温泉に来ていたのでした。 City of Rocks にキャンプに行っても、必ず温泉に寄っていました。 なので、閉まっていてショック! なんとも経営者のご主人が3年前に他界されたとのこと。 奥様一人ではこれだけの規模の温泉の運営は難しいらしく、手放す決心をされたのだとか。 早く買い手が見つかって、またあの満天の星空を眺めながらお風呂に入れる日が来るといいなぁ・・・。 $2 million だそうですよ!! 

行ってみたい方はこちら
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City of Rocks 行き方
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# by ezoist | 2008-10-02 03:15 |
Canyon de Chelly から Window Rock へ
この旅の最終日は、ニューメキシコ州から西へ走りアリゾナ州へ戻り、Canyon de Chelly(キャニオン デ シェィ)へ。 赤岩に囲まれた緑の谷。 ここは国定公園なのですが、ナバホインディアン居留区の中にあり現在でもナバホ族が普通に日常生活をしています。
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f0020905_8213816.jpg谷底にはこの岩を削ってキャニオンを作った川が流れ、ナバホ族が酪農・農耕をしながら生活をしています。 公園内はグランドキャニオンみたいにノースリムとサウスリムに分かれ、ビューポイントが点在する道路が二つあり、そのビューポイントのほとんどが、谷を見下ろすようになっていて、谷底にはガイド付きのツアーに参加しないと下りて行けないようになっています。 上から見ているだけでも、すごく感動的な景色。 私の個人的な印象では、グランドキャニオンを初めて見たときより心を揺さぶられました。 その色のコントラスト・奥行きの深さ、スペイン人たちが侵略してきた頃の歴史、悲しい物語・・・そして今目の前で見ているナバホの人々の生活。 この谷で生まれ育ったナバホの人々を見ていると、ここが単なる観光地ではなく、こんな穏やかで美しい土地にも歴史があり、そこに住む人たちの思いがある・・・とても厳かな気持ちになります。

たくさんあるビューポイントの中で、White House と呼ばれる遺跡があるトレイルだけは、ガイドなしでも個人で谷底へ下りることが出来ます。 往復約4マイルほど。 こんな(↑←)トレイルを下りて、谷底を歩き、大きな岩の裏側にまわると、そこには建てられた時のほぼ原型をとどめたままの岩壁居住跡がありました。 (↓) 
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キャニオン デ シェイと言えば、スパイダーロック。 というくらい有名なこの岩(↓)。 谷底にそびえる高さ240mの岩は西部劇の撮影場所としてもよく使われましたが、ナバホの人々にとっては「聖なる岩」と崇められている岩。 それもそのはず。 自然が創り出したものの「美しい」だけでは済まされない力強さ・崇高さ。 言葉が出ません。
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もっともっとここにいたかった。 この次は、もっと長居して、キャニオンツアーに参加して、今回行けなかったエリアにも絶対行こうと思う。

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そして、アメリカインディアン最大の人口と最大の土地を誇るナバホネーションの首都、Window Rock へ。 ナバホの土地は、アリゾナ州全体の1/4を占めるといわれています。 ここには、ナバホネーションの議事堂や行政機関が集まっています。 Window Rock はその名のとおり、ぽっかりとまぁるい穴の開いた、巨大な岩壁。
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f0020905_8232873.jpgナバホ族は第二次世界大戦中、アメリカ軍の暗号通信に従事し、外国の軍が盗聴・解読できない部族の言葉を無線交信に使ったことからコードトーカー(code talker)と呼ばれ、その暗号(code)を日本軍が解読できなかったため、日本軍は硫黄島やグアム・サイパン戦に敗れたと言われています。

(←code talker の銅像)

今でも、このWindow Rock をはじめ、ナバホネーションのいたるところにその歴史が語られているのをみることが出来ます。

これにて、ネイティブアメリカン・聖なる地の旅の記録はオシマイ。 
次なるアドベンチャーの前に、全部書けてよかったー・・・。 

そんなわけでこの週末はまた、岩+温泉キャンプへ行ってまいります^^
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# by ezoist | 2008-09-27 08:23 |
Chaco Culture National Historical Park
f0020905_9135995.jpgタオスから始まって Jemez Springs までは、Santa Fe National Forest という標高も高く涼しく緑がいっぱいの国有林地帯にいたのですが、ここから先はまた荒野の砂漠へと戻って行きました。 ハイウェイを北へ走っているのに、標高がどんどん下がっていくにつれ、緑はなくなり気温はぐんぐん上がり、ただひたすら続く砂漠の景色へと変わっていきました。 緑と水の多い森林も清清しさを与えてくれ、大いにリフレッシュできましたが、やはり乾いた砂漠に戻ってくると力強い生命力みたいなパワーを感じられ、思わず飛び跳ねたくなります。 

「退屈」と言われがちな砂漠ドライブですが、私は好きです。 木や草が生えていない土地には地層が剥き出しになっていて、何千何億年前に海の底だった層、火山活動により土地が隆起した跡が波打つように岩山を作り、その上に火山灰の層が出来、噴出した黒い溶岩がゴロゴロ転がっている・・・Jemez Springs から San Ysidro を通って、Cuba までの550号は、そんな景色が繰り返し1時間ほど続きます。 ナショナルパークでもないのに、道路を走って景色を眺めているだけで、この土地の歴史や地学が学べます。 Jemez Springs から US Highway550 を北へ、次に向かったのは Chaco Culture National Historical Park

Chaco Culture National Historical Park (チャコカルチャー国立歴史公園)は、ネイティブアメリカンの遺跡では北米大陸最大と言われており、タオスプエブロと同じく、世界文化遺産に登録されています(1987年登録)。 
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一日目は、私達が大好きな"Rock Art"を見に、岩壁に沿って7.5マイルのトレイルを歩きました。 "Rock Art"とは、先住民が住んでいた土地の岩や岩壁などに彫刻を残したり(Petroglyph ペトログリフ=岩面彫刻)、岩石や土から天然の顔料をとり、岩壁に絵を書いて残したもの(pictograph ピクトグラフ=絵文字)。 ↑こんな荒野の砂漠を岩壁に沿って往復7マイルのトレイルを歩きました。
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ここにプエブロインディアンが住んでいたのは800~1150年頃と言われていますが、これは現代のポップアートか?と思えるほど笑いのセンスありです^^ 中には、コヨーテや馬とフェンス、アンテロープなど、身近な動物も見られますが、人間の描写が!世界のナベアツさんかと思っちゃいました(↑左下)。

f0020905_3243762.jpgそして、トレイルの一番終点にあるピクトグラフ、Supernova(超新星)。 1054年7月に爆発した超新星を記録したものと言われ、この他にも、チャコキャニオンでは何百年もの間、プエブロインディアンによって天文観測や占星術が行われていたようで、天文観測に基づいて建てられた建造物や、春分の日・秋分の日・夏至・冬至にだけ、岩壁に彫られた絵とそこに立っている岩の陰が重なって一つの絵になるペトログリフがある丘など、とても興味深いです。 そんな「星を見る人々」が住んだチャコキャニオンは、パワースポット・ヒーリングスポットとしても知られています。 

この日もまた、キャンプです。 公園内にある、Gallo キャンプ場。 岩壁にぐるっと囲まれていて、外灯もなければ何もない、1000年前にプエブロインディアンたちが住んでいたときのまま、何も変えられていない土地です。 最寄の町から数時間、砂漠のど真ん中。 岩と砂以外何もない。 川もないから水の流れる音もなし。 夕日が沈んでいくのを眺め、月が昇ってくるのを見守り、空いっぱいの星を見つめる。 ここに住んでいたら、それ以外にすることないですね(笑) でもこれが不思議に飽きないのです。 怖いくらいの星の数、どこに何の星座があるんだか分からないくらい、空が星だらけ。 「星が降って来る」っていう、あの感じ。 本当にこうして岩の上に座って、何時間でも夜空を眺めていられるくらい、静寂につつまれた時間でした。 なんだかとても貴重な体験をした気分。  
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この日は、ここに来る途中に寄ったナバホの居住区で分けてもらった鹿肉と、オマケで貰ったなんだかよく分からない自家製のお酒(笑)で晩御飯。 しばしインディアンになった気分を味わいました。 しかし、あのお酒は何だったのだろう?

***********

翌朝は、日が高くならないうちにテントをたたみ出発、北米大陸最大といわれている大きな遺跡を上から一望できるところへ歩きました。 といっても、トレイルは片道1マイルと短かったです。 ただ、狭い岩壁の間を両手両足使って登る所がありました。

上から見たプエブロ・ボニート。 集落の遺跡というよりは、古代都市。 このプエブロボニートがある辺りは、ダウンタウンチャコと呼ばれ、他にも大きめの遺跡が回りに点在しています。 このプエブロボニートは300年の年月をかけて建てられ、4階建て600部屋に、40のキヴァ(儀式を執り行う円形の部屋)があったそうです。 写真ではこの遺跡自体がどのくらい大きなものなのかが分かりにくいと思いますが・・・この遺跡の左側部分に絞った写真(二段目右)のキヴァの中に人が写っています。
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ここはかつて、プエブロインディアンの中心地であり、近隣の他のインディアンとの文化的・経済的交流が行われていた場所でした。 現在でもプエブロインディアンとその末裔であるホピ・ナバホインディアンにとっては聖地であり、国立公園として指定されているにもかかわらず、その聖地性を保つため、道路は舗装しないままだし、遺跡の補修もほとんどなされていません。 星の観測記録に次いで驚かされたのは、その土木・建築技術の高さと芸術性の高い建築デザイン、精巧さ。 世界文化遺産に指定されるだけのことありますね。 ここ、お近くの方は一度は行って見る価値ありですよ^^ 
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# by ezoist | 2008-09-23 12:26 |
Bandelier National Monument からまたまた温泉~Jemez Springs~ New Mexico
翌朝は朝からネイティブアメリカンの遺跡のある Bandelier National Monument へ。 

バンデリア国定公園へ向かう途中、サンタフェから車で約一時間の高台にロスアラモスという町があるのですが、第二次世界大戦中に原爆の研究が行われ、原爆誕生の地としても知られるロスアラモス国立研究所がある町です。 現在でも、一般人は立ち入り禁止な原子力の研究所がたくさんあり、セキュリティーも厳重で、町を抜けて公園へつながる州道501には検問所もありました。

そんな「科学の町」な高台から見下ろす Frijoles Canyon (Frijoles = フリホレス、スペイン語でインゲン豆) という峡谷のふもとに、ひっそりと、しかしかなり大規模な集落の居住跡が残されています。 このフリホレスキャニオンには1万年前から狩猟民族が行き来していた痕跡が残されているそうです。 そんな前から?!って知ってしまうと、「私もここに住んだことがあるかもしれない・・・なんだか懐かしい気がする!」なんて、思えてきてしまうから不思議です(笑)
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ここにアナサジ族が住んでいたのは1150~1550年頃とされていますが、この時代のプエブロ民族の居住跡とこのバンデリア遺跡の大きな違いはその建築法。 Gila Cliff DwellingsMontezuma Castle などのように、もともとあった岩壁の大きな洞穴を利用して日干し煉瓦で壁を作って住居にしたのと異なり、バンデリアは岩壁を掘って穴を作った横穴式住居。 一つ一つの部屋はとても小さく、中で隣同士の部屋が迷路状につながっていたり、高いところは梯子を使わないと入れなかったり。 穴の中の天井は、真っ黒。 火を使っていた跡ですね。 そんな穴がこの岩壁の下のほうにずーっと続いているのです(だからインゲン豆なのか?)。 このあたり一帯がもともと火山地帯だったので、火山活動によって出来た火山灰の層はやわらかく、掘りやすかったのでしょう。 賢いなぁ、昔の人は。

**************

そして、歴史のお勉強のあとはまた、お楽しみの野湯へ。 Jemez Springs へと向かいました。 Jemez Springs は野湯も公共のお風呂もある、言ってみれば「小さな温泉郷」。 私達はまずは野湯から。 たくさんある中から今回は3箇所選んでいたのですが、そのうち二つは直前3日ほど降り続いた雨により道路が悪く山に入れなかったり、雨で水量が増えた川が温泉に流れ込んでお湯が冷たかったり。 で、やっと入れたお風呂が Spence Hot Springs。
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感動でした。 今まで訪れてきた野湯の中で一番景色がいい! 山の中腹にあるこの岩風呂、目の前に広がる景色、私の背後に高級温泉リゾートホテルが建っていてもおかしくないロケーション。 ほんと、数万円払って泊まった山の上のホテルの露天風呂にいるような眺めでした。 しかもこの岩風呂は二段になっていて、上の段から下の段に流れ落ちるお湯はまさに「打たせ湯」。 極楽~♪ お湯に浸かりながら、ワインとクラッカー、チーズなどで軽めのランチピクニックを楽しみました。 ここ、すっごいオススメです。

さてお次は、石鹸使ってもオッケーなバスハウスのある温泉へ。 Jemez Springs の町にあるThe Giggling Springs という小さいけど可愛らしいお風呂です。
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露天風呂が一つ。 でも、ここのお風呂の温度はかなり日本の温泉の温度に近いかも。 最初の一歩が「あちちっ」って思うくらいのいいお湯。 夕方になってかなり気温が下がってきていたので熱いお風呂に大満足でした。

この日は、Jemez Springs から2マイル南へ行ったところの Vista Linda キャンプ場でキャンプ。 事前に調べたところ、このJemez 山にはたくさんキャンプ場があるのですが、季節によっては超乾燥地帯なため、キャンプファイヤー禁止なキャンプ場が多いのです。 この Vista Linda キャンプ場は川っぷちにあるため、キャンプファイヤーオッケー。 これ大事です。 ここはセドナ?って思っちゃうくらいの赤岩キャニオンに囲まれた、キレイなキャンプ場でした。 
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この日の晩御飯は、鶏の手羽先焼き、焼きとうもろこし、インスタントお味噌汁にビール。 せっかく石鹸使ってお風呂に入ったのに、煙モクモクの手羽先焼いたら、すっかり焼き鳥屋さんの匂いに包まれてしまいました。 キャンプなんてそんなもんですね。 朝ごはんはジャーマンポテトです。

帰ってきてもう一週間が経ってしまいました。 と同時に仕事に戻ったのもあり、更新がままならない状態ですが、旅の記録はまだ続きます。 興奮が冷めないうちに更新したいと思っていますー。 あと、野湯への行き方、詳細なども時間のあるときに記事に追加していく予定です。 気長にお付き合いくださいまし♪
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# by ezoist | 2008-09-16 01:08 |
温泉巡り ~Manby, Black Rock Hot Springs, Ojo Caliente~ New Mexico
ホテルのジャグジーで飲んだくれて夜更かしした翌日は、アルコール抜きにテキメン効果の野湯巡り(笑)。
タオス周辺にもあるんです。Rio Grande (リオ グランデ=スペイン語で「大きな川」の意味)沿いに、ワイルドなのが。 リオ グランデ川は、コロラド州に源流があり、ニューメキシコ州の真ん中あたりを北から南に流れ、私が以前住んでいたテキサス州エルパソを通ってアメリカ-メキシコの国境に沿ってメキシコ湾まで流れていて、国境の川としてよく知られています。

ひとつめの温泉は、Manby Hot Springs。
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リオ グランデ川のすぐほとりにあり、岩で作られたお風呂が4つありました。 お風呂の底は砂。 昔ここに温泉保養地があったらしく、建物の跡がいい感じに日陰を作ってくれていました(午前中)。 川の水面と温泉の水面がほとんど同じ高さで、お湯に浸かって川を見ると、向こうはザーザーと音を立てて流れているのに自分が浸かっているお湯は何と静かなことか。 目をつぶって川の流れる音を聞きながら、何時間でも入っていられそうないいお湯でした。

ふたつめの温泉は、Black Rock Hot Springs。
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同じ川沿いの数マイルしか離れていないところにあるので同じ景色に見えますが、ここは温泉から川を見下ろす感じ。 お風呂は二段になっていて、上のお風呂のお湯のほうが熱かったです。 どちらも入浴料無料の野湯。 私達が行ったのは、平日の火曜日だったので、誰にも会わずに完全貸切でした。 地元の人の話によると、週末は裸族がいっぱいだとか(笑)

タオス周辺の野湯を二ヶ所回ったあとは、リオ グランデ峡谷へ(↑写真下段左と中央)。 高さ650feet(約200m)、長さ1280feet(390m)のこの橋は、アメリカで3番目に高い橋です。 さすがに見下ろすと、ふくらはぎがもちょもちょします。 観光バスや大きなトラックが通るとすっごく揺れるし、風も強いので写真なんかゆっくり撮っていられる余裕はありませんでした(笑)

その後は、この日の宿泊場所、Ojo Caliente (オホ カリエンテ=スペイン語で Hot Eyesの意味)へ。 ここは野湯ではなく、創業140年の老舗温泉リゾートです(ただいま規模拡大・改装工事中)。 ホテル・レストラン・カシータと呼ばれる小さい家みたいな宿泊施設に、RVやテント用キャンプ場付き。 お風呂は温泉水を利用した温水プールにジャグジー、そのほかに熱いお風呂が6つあります。 そのうち1つ以外はみんな屋外で、大きいお風呂は私が立ってあごが浸かるくらい深いのもあります。 暖炉付きのプライベートバスもあります。 日本風を意識した作りのサンタフェの萬波とは雰囲気も全く違って、建物もランドスケーピングもすべてサウスウエスト風。 夜は切り立った岩壁をライトアップしたり、照明はかなり暗めで雰囲気抜群です。 その為、12歳以下のお子ちゃまは、夜6時以降はプライベートバスしか入れません。 お風呂とスパエリアは "Whisper Zone" と呼ばれ、みんな静かにお話しましょう・・・という暗黙の了解があり、瞑想している人もいます。 そのような雰囲気だったので、お風呂の写真はほとんど撮れず。
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そして・・・ここのホテルはリゾートなだけに「ペットお断り!」なので、私達はキャンプ場でキャンプ。 でも、ここのキャンプ場に泊まると、入浴料が半額になります^^ 私達は川に一番近いところに陣取り、満天の星空を見ながらオクラホマから持ってきたオーガニックビーフでステーキディナー。 サラサラと流れる川の音を聞きながら眠り、朝ごはんにはグリーンチリをたっぷり入れたスクランブルエッグ入りブリトー。 私達、キャンプ上手だな(笑)


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# by ezoist | 2008-09-10 23:15 |
Taos, New Mexico
オクラホマを早朝に出て車で8時間、ニューメキシコ州のタオスで最初の一泊。 
タオスは、ニューメキシコ州の北部、サンタフェから約70マイル北に位置する小さな町。高い山に囲まれスキー場もあるこの町は、町の中心の広場(プラザ)を中心に、町のほとんどがアドビ建築の建物で統一されていて、芸術家もたくさん住んでいる「小さなサンタフェ」といった感じ。ネイティブアメリカンの一部族でもあるプエブロ民族が1000年以上にもわたって定住し続けているタオスプエブロは世界文化遺産にも登録され、現在でも2000人以上が電気も水道もないプエブロで生活を続けています。
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雪のある時期にスキーをしに何度か訪れたことがあったタオスの町。 雪がないと雰囲気がガラっと変わります。 プラザ周辺や、San Francisco de Asis 教会などを見学してホテルへ。 タオスの後、キャンプ3連泊を計画していたので、この日はホテルステイ。 予約なしで行き当たりばったりで探してみたら、屋内プールとジャグジーがあり、しかもDog friendly というホテルがありました。 ラッキー。 ホテルのプールでひと泳ぎした後、花子はお部屋でお留守番、私達は町へくり出しました。 どこか町へ滞在するときはいつも「豪に入ったら豪に従え」で、まず地ビール屋を探します。 何軒かあったら地元民に聞いて、観光客よりも地元民に人気のところに行きます。 「ビールだけじゃなくて、ここのグリーンチリシチューが最高だよ!」という情報をもとに、ESKE'S へ。 ニューメキシコ州といえばグリーンチリですから、しかもこの時期は収穫期。 グリーンチリシチュー食べない理由はありません。 すっごく辛くて美味しかったです。 ビールにぴったり。

ホテルに戻ったら、花子はベッドで大いびきで爆睡。 オクラホマでは他の牧場犬達と同様、リードなしで一日中牛を追いかけて走り回っていたので、よっぽど疲れていたのでしょう(笑) このまま晩御飯も食べずに眠り続けました。 私達もこの先のハイキング・キャンプに備えて早寝・・・のはずだったのに、ホテルのジャグジーがあまりに心地よく、しかもドイツから観光に来ていたご夫婦と話が盛り上がり、次々と運ばれてくるビールも美味しくて、予定外の夜更かしをしてしまいました。 まぁ、これも楽しい旅の思い出です^^ 翌日はお風呂三昧だったので丁度よかったのかもしれません(笑)
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# by ezoist | 2008-09-09 09:13 |